東京藝大DoCKが次世代プロデューサー育成講座を開講!『羊たちの沈黙』プロデューサーも登壇
なぜ今、「新しいプロデューサー」が求められるのか?
近年、日本のアニメやゲームなどのコンテンツ市場は大きく拡大しており、政府も2033年までに海外売上高20兆円という目標を掲げています。また、「IP(知的財産)」の概念が広く普及し、一つの作品にとどまらず、映画、アニメ、ゲーム、漫画など、さまざまなメディアで展開されるマルチプラットフォーム化が主流となっています。さらに、AIなどの先端技術の登場により、制作のワークフロー自体にも大きな変化が生まれています。
このような状況の中で求められているのは、業界の慣習にとらわれず、ジャンルや国境を越え、多様な才能と技術を融合させながら新たな価値を創造する「新しいプロデューサー」です。単に作品を完成させるだけでなく、世界市場を見据えた戦略性や、テクノロジーを駆使して創造的な環境を論理的に構築する手腕が重要視されています。
本講座「プロデュース概論」は、まさにこのような次世代のプロデューサーを育成するための実践的なシリーズとして企画されました。
DoCKでは、以下の3つのポリシーを掲げ、体系的にコンテンツ業界の概況を把握するための講座を展開します。
【本講座の3つのポリシー】
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分野横断 (Cross-Media): 映画、アニメ、ゲーム、漫画などを横断的に捉える視点
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グローバル (International Strategy): 企画段階から世界マーケットを視野に入れた戦略
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ロジカルデザイン (Logical Design): テクノロジーやデータを活用した論理的な構築

カリキュラムの詳細は、映像リサーチセンター DoCKのウェブサイトで確認できます。
https://dock.geidai.ac.jp/
第1回講座 開催概要
本講座のキックオフとなる第1回では、第一線で活躍するプロデューサーを招き、「プロデューサーとは何か」について、制作ワークフローやスキルを基に深く掘り下げていきます。また、基調講演には、アメリカの南カリフォルニア大学でプロデューサー育成カリキュラムの責任者を務めるエドワード・サクソン教授が登場し、プロデューサー教育について語ります。
この貴重な機会にぜひご参加ください!
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日時: 2026年10月4日(日)14:00〜18:00 (ネットワーキング 18:00〜19:00)
- 13:30開場・受付開始
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会場: 東京・東京藝術大学 美術学部中央棟1階 第1講義室
- キャンパスマップはこちら:https://www.geidai.ac.jp/access/ueno
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対象: 映画・アニメーション作品等のプロデューサーを目指す方(高校生、専門学校生、大学生・大学院生、社会人など、どなたでも参加可能です)
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参加費: 無料(要事前申込)
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定員: 対面 100名程度 / オンライン100名程度(先着順、定員になり次第締め切り)
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申込方法: 映像リサーチセンターDoCKウェブサイトの専用フォームより
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主催: 東京藝術大学映像リサーチセンターDoCK
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助成: 文化芸術活動基盤強化基金(通称:クリエイター支援基金)
第2回講座以降のお申し込みおよび最新情報は、映像リサーチセンターDoCKウェブサイトにてご確認ください。
https://dock.geidai.ac.jp
第1回講座 タイムテーブルおよびプログラム内容
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 14:00〜 | 開会・オリエンテーション 開会のご挨拶(東京藝術大学大学院映像研究科 教授 岡本 美津子) |
| 14:10〜15:40 (90分) | 第1部:講座「プロデューサーとは何か」 プロデューサーの役割と今後について、ワークフローやスキルから考えていきます。 |
| 15:40〜16:00 | 休憩 |
| 16:15〜17:45 (90分) | 第2部:基調講演「プロデューサーを教育する〜USCの実践」 ハリウッドにおけるプロデューサー教育の最高峰である南カリフォルニア大学(USC)の実践事例を紹介しつつ、これからの時代に求められるプロデューサーの役割とマインドセットについて講演とディスカッションを行います。 【登壇】エドワード・サクソン (Edward Saxon) 氏(南カリフォルニア大学 Peter Stark Producing Program Chair) ※逐次通訳 |
| 17:45〜17:50 | 閉会挨拶・ネットワーキングへのご案内 |
| 18:00〜19:00 | ネットワーキング |
登壇者プロフィール
エドワード・サクソン氏

プロデューサー、南カリフォルニア大学教授。『羊たちの沈黙』で主要5部門、『フィラデルフィア』で2部門を含む、計8つのアカデミー賞受賞、20以上のノミネート実績を持つ。1991年より映画芸術科学アカデミー会員。現在も第一線で活躍しながら、母校である南カリフォルニア大学映画芸術学部「ピーター・スターク・プロデューシング・プログラム」の専攻長として後進の育成にも尽力している。その他のプロデュース作品には、『アダプテーション』『すべてをあなたに』『ファーストフード・ネイション』、TVシリーズ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』などがある。
平澤 直氏

アーチ株式会社代表取締役、株式会社グラフィニカ代表取締役社長。バンダイビジュアル株式会社(現:株式会社バンダイナムコアーツ)、株式会社プロダクション・アイジー、株式会社ウルトラスーパーピクチャーズを経て独立創業。法務担当からプロデューサーという異色の経歴を持つため、国内版権管理はもちろん、IPの海外展開における契約等にも知見がある。過去プロデュース作品は『ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語』『プロメア』『猫がくれたまぁるいしあわせ』『ID-0』『ブブキ・ブランキ』『モンストアニメ』『彼女と彼女の猫-Everything Flows-』『ウルトラスーパーアニメタイム』『翠星のガルガンティア』『輪廻のラグランジェ』など。
岡本 美津子氏

東京藝術大学大学院映像研究科 アニメーション専攻 教授。1987年から2008年まで日本放送協会(NHK)で編成、番組開発、制作などに従事。2008年より東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授を務め、2017年から2025年には同大学副学長も務めた。教育・研究活動の傍ら、『Eテレ0655』『Eテレ2355』や『テクネ 映像の教室』などをプロデュース。日本アニメーション教育ネットワーク(JENA)代表理事も務めている。
市山 尚三氏

東京藝術大学大学院映像研究科 映画専攻 教授。1963年山口県生まれ。東京大学経済学部を卒業後、松竹に入社。オフィス北野在籍中に国内外の様々な作品をプロデュースした。主なプロデュース作品に、竹中直人監督作品『無能の人』(91)、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督作品『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(98)、賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督作品『罪の手ざわり』(13)、オダギリジョー監督作品『ある船頭の話』(19)などがある。2000年から2020年まで映画祭「東京フィルメックス」のプログラム・ディレクターを務め、2021年4月より東京国際映画祭のプログラミング・ディレクターに就任。
DoCKとは
DoCKは「Development of Co-Creative Knowledge(<共創知>の開発)」の略称で、東京藝術大学が大学院映像研究科に2026年3月に設立した実践研究拠点です。国際的に活躍するクリエイターやプロデューサーの育成を核とし、リサーチャーやエデュケーターの育成までを視野に入れています。

アニメーションや映画をはじめとする映像分野の深い専門性を土台に、既存の学問領域や産学官の垣根を超えた協働を推進し、多様な主体が結びつくことで生まれる<共創知>の開発に取り組んでいます。
東京藝術大学が培ってきた芸術教育と国際的なネットワークを活かしながら、次世代のコンテンツクリエイションを担う人材を育成するとともに、映像表現や文化の未来を構想し、その知を教育界、産業界、行政へと広く共有していくことを目指しています。

このプログラムは、文化庁の補助金により独立行政法人日本芸術文化振興会に設置された「文化芸術活動基盤強化基金(通称:クリエイター支援基金)」の助成を受け、実践的な育成プログラム・カリキュラムの構築に取り組んでいます。



