ケイト・ブランシェット氏も登壇!ユニクロ支援「難民映画基金」作品が第39回東京国際映画祭でジャパンプレミア決定
ディスプレイスメント・フィルム・ファンド(DFF)とは
DFFは、紛争や迫害によって避難を余儀なくされた映画制作者、あるいは避難民としての経験を描いてきた映画制作者を支援・助成するために設立された基金です。2025年にロッテルダム国際映画祭で始動し、選ばれた監督に短編映画の制作資金を助成することで、彼らの声を世界に届ける機会を創出しています。
ユニクロは、25年にわたり難民支援活動に取り組んでおり、DFFの創設パートナーとして2025年と2026年にそれぞれ10万ユーロを寄付し、設立当初から活動を支援しています。難民の物語をより多くの人々に届け、世界の難民問題への理解と関心を深めるため、今後もDFFへの支援を継続していく予定です。
ジャパンプレミア開催概要
DFF支援作品のジャパンプレミアは、以下の日程で開催されます。
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日時: 10月30日(金)開場:10時40分、上映:11時10分~14時00分(予定)
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会場: ヒューリックホール東京(東京都千代田区有楽町2丁目-5-1 有楽町マリオン11F)
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内容: 上映終了後、ゲストによるQ&Aが予定されています。
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チケット: 東京国際映画祭公式サイトにて10月17日(土)より発売開始

上映されるDFF支援作品5選
今回上映されるのは、今年1月のロッテルダム国際映画祭で世界初上映され、英国紙「ガーディアン」で最高評価の5つ星を獲得した短編映画5作品です。それぞれの見どころをご紹介します。
『アライズ・イン・エグザイル/故郷を追われた盟友たち』(40分・イギリス、シリア)
監督: ハサン・カッタン
シリア出身の映画作家、ハサン・カッタンとファディ・アル・アラビは、紛争と制作の日々を14年間ともに過ごし、時代を象徴する瞬間を記録してきました。イギリスの難民申請者施設に収容された彼らは、新たな日常を記録し、難民への敵意が高まる中で、カメラを自らの内面へと向けます。友情や強制移動の意味を探り、未来が見通せない状況で「撮影する」行為が生き延びる手段へと変わる過程が描かれています。

『ローテーション』(12分・ウクライナ、トルコ)
監督: マリナ・エル・ゴルバチ
「Rotation」とは、最前線から一時的に離れて心身を回復させる期間を指します。市民生活から兵役へと日常が一変した若いウクライナ人女性が、これまでとは違う現実に順応できずに助けを求める姿を描いています。彼女が体験する催眠療法の儀式を通じて、その内面が深く掘り下げられます。

『センス・オブ・ウォーター』(39分・イラン、ドイツ)
監督: モハマド・ラスロフ
亡命という厳しい現実の中、イラン人作家は異国の言葉と向き合うことを余儀なくされます。再び筆を執るため、彼は愛や怒り、喜びや悲しみといった感情を新しい言語の中であらためて見つけ出さなければなりません。書くことの力を取り戻すため、記憶と忘却、失われた言語と新たな言語の間を行き来し、人間であることや感情、そして意味を再創造する心の旅路が描かれます。

『スーパー・アフガン・ジム』(14分・ドイツ)
監督: シャフルバヌ・サダト
カブール中心部にあるジムでは、女性が利用できるわずかな時間に主婦たちが集まります。昼休みに閉ざされた扉の向こうでトレーニングに励みながら、彼女たちは理想の体型や日々の生活について語り合います。女性たちの日常と本音が垣間見える作品です。
『ウィスパーズ・オブ・ア・バーニング・セント/残り香のささやき』(28分・ソマリア、オーストリア、ドイツ)
監督: モ・ハラウェ
裁判で重要な審理が行われる日、結婚式での大切な演奏を控えた寡黙な男は、自身の私生活が衆目にさらされる事態に陥ります。結婚生活を利用していると非難された彼は、裁きや忠誠心、そして胸の奥に秘めた罪悪感を抱えながら、法廷と街、そしてステージの間を行き来します。慎ましくも後戻りできない選択を迫られた男の内面に深く分け入り、献身と尊厳、そして喪失の間で揺れ動く本心を見つめます。

ケイト・ブランシェット氏からのメッセージ
「ディスプレイスメント・フィルム・ファンドの支援により実現した初の短編作品を、東京国際映画祭の観客の皆さまと共有できる機会を得られたことを光栄に思います。紛争や迫害によって人々の移動と分断が進む世界において、映画によるストーリーテリングは、他者の経験に寄り添い、つながりを生み出す重要な役割を担います。避難や移動を余儀なくされたからといって、映画制作者が創造性を手放すべきではありません。むしろ、彼らの物語はこれまで以上に切実な意味を持っているのかもしれません。」
『PEACE FOR ALLチャリティTシャツを買って、東京国際映画祭へ行こう!』キャンペーン
DFFへの支援をさらに拡充するため、2026年6月より「PEACE FOR ALL」の新たな寄付先にディスプレイスメント・フィルム・ファンドが加わりました。DFFはコラボレーターとしても「PEACE FOR ALL」に参加しており、DFFデザインのTシャツ販売による利益は全額、難民映画基金の活動に寄付されます。
このキャンペーンでは、DFFデザインを含む「PEACE FOR ALL」Tシャツを期間中に購入した方の中から、抽選で150名が東京国際映画祭の「難民映画基金プレミア上映」に招待されます。
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応募期間: 2026年9月24日(木)~10月12日(月)23:59まで
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応募方法: 期間中に「PEACE FOR ALL」商品を購入のうえ、専用応募フォームから応募してください。
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キャンペーン詳細: https://www.uniqlo.com/jp/ja/news/topics/2026091601/
第39回東京国際映画祭について
日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の長編コンペティティブ国際映画祭です。1985年に誕生し、「東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流に貢献する」ことをミッションとしています。毎年秋に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催され、2026年には世界の映画祭の中でも特に国際的影響力の高い「Aフェスティバル」として認定されました。
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開催期間: 2026年10月26日(月)~11月4日(水)
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主催: 公益財団法人ユニジャパン
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公式サイト: www.tiff-jp.net
ディスプレイスメント・フィルム・ファンド(難民映画基金)の詳細
DFFは、避難を余儀なくされた映画制作者、または避難民としての経験を描いた実績のある映画制作者の活動を支援・助成するために設立されました。2025年の第54回ロッテルダム国際映画祭(IFFR)において、俳優・プロデューサーであるケイト・ブランシェット氏が設立を発表しました。創設パートナーとしてマスターマインド、ユニクロ、ドローム・エン・ダード、タマーファミリー財団、アマホロ連合、メジャーパートナーとしてSPロヒア財団、運営パートナーにヒューバート・バルス基金、戦略パートナーに国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が名を連ねています。
基金の初年度の支援で制作された短編5作品は、2026年のロッテルダム国際映画祭(IFFR)でワールドプレミアを迎え、英国『The Guardian』紙による5つ星評価をはじめ、国際的に高い評価を得ています。基金は2026年カンヌ国際映画祭で、新たな5名の支援監督を発表しており、彼らが制作する作品は、2027年のロッテルダム国際映画祭でワールドプレミアを予定しています。



